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高齢出産とダウン症

高齢出産の場合、最も気になるのがダウン症の子供が生まれる確率が増加するということです。40代ではおよそ100人にひとりの割合とも言われますが、まずはダウン症とはどのような障害かを知っておくことが大切です。

ダウン症について

ダウン症は正式には「ダウン症候群」と言い、いくつかの似通った症状をひとまとめにして言っています。顔が平たく目がつりあがっている、首が太く短いなどの外観的特徴から以前は「蒙古症」と呼ばれていましたが、人種差別用語であるとされたため、現在は発見者のDown博士の名前をとり、「ダウン症候群」と呼んでいます。

人の体を構成している細胞の中の染色体は、46本で2本1組となっていますが、ダウン症候群の場合は21番目の染色体が3本あり、全部で47本あることを1866年にイギリスの眼科医J. L. H. Downが発見したのです。

このような染色体異常がなぜ起こるのかは未だに不明ですが、多くは遺伝的なものではなく、卵子の老化や受精の際の異常が原因ではないかと考えられています。

ダウン症候群の場合、特有の顔立ちのほかに心臓の異常や内臓の異常、精神発達の遅れや多発奇形、眼科的障害、聴覚障害などがあり、また体力も低下ぎみであるため、感染症にかかりやすいという特徴があります。

しかし、性格は明るく純粋で人懐っこい子が多く、「まるで天使のような」と表現されることもあります。

ダウン症候群の子を持つ親が一番不安になるのは、ダウン症児はあまり長生きできないと言われていることです。

確かにいくつかの障害を持っていたり、病気にかかりやすいということから以前は平均寿命は20代と言われていましたが、現在は医学の進歩により50代までは生きられるようになってきており、今後も研究が進めばさらに延びると考えられます。

ダウン症の検査

35歳以上の妊婦さんや、染色体異常児を出産したことのある人、遺伝性の病気を持っている方は、「出生前診断検査」を受けることができます。

検査の方法は胎児超音波スクリーニング検査、母体血清マーカー検査、羊水検査、絨毛検査などがあり、胎児の異常を出産前に発見することができます。

また、2013年4月からは、妊婦さんから採取した血液の遺伝子情報を解析することにより、胎児の染色体や遺伝子を調べることができる「新型出生前診断(NIPT)」も、一部で導入されています。

40代での出産に挑む場合、「出生前診断検査を受けて異常が明らかになったら出産をあきらめる」「異常があるとわかっても出産して育てる」「どんな子供でも生む覚悟なので、最初から出生前診断検査は受けない」の3つの道があります。

とても重い決断になりますが、出産を望む40代女性にとって、超えなければならない壁とも言えます。


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