多くに企業で「在宅勤務(テレワーク)」を導入していますが、在宅勤務に向いている職種や業務がある反面、在宅で行うのは難しい職種や業務もあります。
今後、在宅勤務で頑張りたいという40代女性の方は、どのような職種が向いているかをチェックしておきましょう。
在宅勤務に向いている職種・業務
在宅勤務に向いている職種や業務には、次のようなものがあります。
現在の職種が導入可能かどうかの判断をしたり、転職や再就職を目指している場合などに、参考にしてみてください。
事務職
経理、人事、総務などの事務職は、殆どがデスクワークなので、テレワークに向いていると言えます。
ExcelやWordなどを使いこなせれば、請求書や契約書の作成、業務資料の作成、データ入力など、在宅での勤務が可能です。
ただし、社内の重要資料や顧客の個人情報を扱う場合などを考えて、セキュリティ対策はしっかりとしておく必要があります。
広報・資料作成
広報課などでプレゼンテーション資料の作成や社内広報誌の作成、企画書の作成などを行う場合、PowerPoint(パワーポイント)が使えれば、在宅で行うのも可能です。
デザイン感覚のある方や、イラストを描ける方は、このような業務で在宅でも十分に能力を発揮することができます。
データ入力・分析
製品リストや顧客リスト、各種伝票など、あらゆる企業で膨大な量のデータを抱えていますが、より良い製品やサービスを世に送り出したり、現状を改善するためにも、データの分析は欠かせません。
そのために必要なのがデータ入力ですが、ひたすらデータをパソコンに打ち込む作業なので、在宅勤務に適しています。ExcelやAccessを使用すれば、データ集計やデータ分析も可能です。
プログラミング
プログラミングは、システムエンジニアが設計したシステムを元にプログラミング作業を行いますが、殆どがパソコンを使ったデスクワークなので、在宅勤務に向いています。
アプリ開発やゲーム開発、Webサイト開発、業務システムの構築など、プログラミングによってできる事は多岐にわたりますが、黙々と仕事をこなして行くタイプの方に向いている職種と言えます。
ライティング
社内報やWebサイト用の記事を書くライティングは、最もテレワーク化やアウトソーシングにも向いている業務と言えます。
ネットワークにつながったパソコンがあり、Officeソフトが使えれば、それだけでテレワークの環境が整うため、物を書くことが好きな40代女性にはおすすめの職種です。
SE(システムエンジニア)
「SE(システムエンジニア)」は、顧客の要望に応じてシステムの設計図を作るのが主な業務内容ですが、現在テレワーク化が積極的に進められている職種です。
顧客との打ち合わせなどが発生するため、出社しなければならない事もありますが、パソコンやサーバーに向かって1人で作業する時間が多いため、在宅業務に向いていると言えます。
WEBデザイナー
「WEBデザイナー」は、企業のWEBサイトのデザイン作成をする仕事ですが、パソコンとWebデザインで使用する専用のソフトがあれば、在宅での作業が十分可能です。
WEBデザイナーからすれば集中して作業ができる環境を整えやすく、会社側としても、成果(出来あがったWebサイト)に対する評価が付けやすいため、むしろテレワークに向いている職種と言えます。
CADオペレーター
「CADオペレーター」は、CADソフトを使って設計・製図を行う技術者を指しますが、殆どがパソコンを使ったデスクワークになるため、テレワークに向いています。
CADソフトの使い方をマスターするまでは大変ですが、いったんマスターしてしまえば建築業界のほか、ファッション、インテリア、機械、電気業界などで活躍することができ、フリーランスでの業務も可能です。
管理職
製造現場以外なら、管理職や職場のリーダーもテレワークしやすい業務です。
チャットツールやテレビ会議ツール、タスク管理ツールなどを利用すれば、受け持つ部署の部下とコミュニケーションを取り、仕事の進捗状況や成果を把握することができます。
必要に応じて、部下にネット上からアドバイスや指示を出すことができれば、常に職場にいる必要もありません。
営業職
営業職は、すでに多くの企業でテレワークが導入されています。
「朝の出社時」と「営業日報の記入時」以外は、1日の大半は顧客対応で外出しているため、むしろ自宅から訪問先へ直行直帰のほうが効率的に仕事を行えるからです。
また、営業職の場合、数字で成果がわかりやすい事から、常に会社にいなくても評価がしやすいというメリットがあります。
カスタマーサポート
顧客からの疑問やトラブル、問い合わせなどに対応し、解決して行くのがカスタマーサポートの役割ですが、全てのやり取りは電話やメール、チャットなどで行うため、十分にテレワークが可能な職種です。
企業や商品に対する幅広い知識が必要となりますが、それをクリアして1人でサポートができるようになれば、むしろ在宅業務に向いています。
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