まったく化粧をしなくても、すっぴん肌がきれいな40代女性は素敵です。
素肌をきれいにするためには、美容液や美容クリームを使用する前に、肌に良い食べ物や飲み物を積極的に摂り、身体の内側から改善して行くのが近道です。
素肌をきれいにする食品・飲み物
素肌をきれいにする食べ物や飲み物には、次のようなものがあります。ぜひ、毎日のメニューに加えるようにしましょう。
鶏手羽肉・鶏軟骨
鶏手羽肉・鶏軟骨には、ハリのある美しい肌をつくるために欠かせない「コラーゲン」が豊富に含まれています。
コラーゲンは繊維状のたんぱく質で、皮膚や骨などの細胞と細胞をつなぐ役割をしていますが、年齢を重ねることにより、体内での合成能力が低下します。
すると、表皮細胞の新陳代謝が遅くなり、肌の弾力やみずみずしさが失われ、シワやたるみを引き起こしやすくなるので、常に食品などからコラーゲンを補給しておく必要があります。
みかん・レモン・柚子
みかん・レモン・柚子などの柑橘類には、若々しくきれいな肌を作る「ビタミンC」が豊富に含まれています。
ビタミンCには、メラニン色素の沈着を防いでシミやくすみを予防するほかに、コラーゲンの生成を促進してハリのある肌を維持する働きがあります。
また、活性酸素を除去する抗酸化作用にも優れているので、アンチエイジング効果も期待できます。
卵・うなぎ・豚レバー
卵・うなぎ・豚レバーには、健康な皮膚や粘膜を保つために必要な「ビタミンB類」が豊富に含まれています。
ビタミンB類が不足すると、肌のターンオーバーが乱れたり、ニキビや吹き出物ができたり、肌荒れも起きやすくなります。
ビタミンB類にはビタミンB1、B2、B6、B12、葉酸、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸の8種類がありますが、それぞれを1種類ずつ摂るより、全種類をバランスよく摂るほうが美肌作りには効果的です。
ヤマイモ・もずく・オクラ
ヤマイモ・もずく・オクラなどのねばねば食品には、粘性物質である「ムチン」が豊富に含まれています。
ムチンは、粘膜を潤して粘膜の損傷を防いだり、胃腸の調子を整える働きがありますが、保水力が高くみずみずしい肌を保つ働きもあります。
長寿国日本では、昔からこのねばねば食品が多く食されてきましたが、特に食欲のない夏の貴重な栄養源としても重宝されてきました。
豆腐・納豆
皮膚はタンパク質から作られ、常に新陳代謝を繰り返していますが、豆腐や納豆などの大豆製品には良質なタンパク質がたっぷりと含まれています。
また、40代後半になって閉経が近づいてくると、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が減少し、肌のたるみやくすみ、シワなどが表れやすくなりますが、大豆製品に含まれている「大豆イソフラボン」は、エストロゲンに似た働きをすることで知られています。
さらに抗酸化作用がある「大豆サポニン」も含まれているため、女性の美肌作りには欠かせない食品と言えます。
トマト
トマトには、赤い色素の元となっている「リコピン」という成分が含まれていますが、このリコピンにはビタミンEの100倍近い抗酸化力があると言われます。
そのため、メラニン生成を促す活性酸素の働きを抑え、シミ・そばかすを予防しながら肌の調子を良くする効果が期待できます。
また、トマトには美肌作りに欠かせないビタミンCも多く含まれています。
アボカド
健康と美肌に良い成分がたっぷり含まれているアボカドは、「食べる美容液」「森のバター」などと呼ばれています。
アボカドは果肉の20%が脂肪分ですが、皮下脂肪にはならない「不飽和脂肪酸」という脂質なので、血液をサラサラにして血栓を防いでくれる作用があります。
さらにアボカドには、各種ビタミン類やミネラル類のほか、美容成分「コエンザイムQ10」も含まれています。
かぼちゃ・ピーマン・にんじん
かぼちゃ・ピーマン・にんじんなどの緑黄色野菜は、β-カロテン(ビタミンA)やビタミンB6、ビタミンC、ビタミンEなど、健康と美肌作りに良い成分が豊富に含まれています。
特に、体の中で必要に応じてビタミンAに変わるβ-カロテンには、紫外線のダメージを受けた肌の修復や、皮膚や粘膜を丈夫にして肌を滑らかにする効果が期待できます。
スーパーでは、かぼちゃ・ピーマン・にんじんともに、年間を通して購入できるので、毎日の食卓にぜひ取り入れるようにしましょう。
ヨーグルト・チーズ
ヨーグルト・チーズなどの発酵食品は、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整える働きがあります。
腸内がきれいになると、便秘解消のほか全身の血行が良くなり、栄養が行き届いて肌の新陳代謝も促進されるため、ツヤのある美しい肌を目指すことができます。
ヨーグルトやチーズのほかに、味噌や醤油、漬物などの発酵食品も同じような効果が期待できます。また、きのこを一緒に摂ると、きのこの食物繊維が腸内で善玉菌のエサとなるため、より善玉菌を増やすことができます。
ブルーベリー・イチゴ・赤ワイン
ブルーベリー・イチゴ・赤ワインには、強い抗酸化作用のある「ポリフェノール」が多く含まれています。
ポリフェノールとは、植物の実や花、種などに含まれる色素や苦味成分のことですが、優れた「抗酸化作用」と「抗菌作用」があるため、肌細胞の老化を抑えてシミやシワ、たるみなどを防ぎます。
ポリフェノールは、緑茶やコーヒー、そば、ナッツ類などにも含まれており、それぞれの植物により5000以上もの種類がありますが、アンチエイジングのためには、ぜひ有効に活用したい成分です。
ワカメ・ひじき・昆布
ワカメ・ひじき・昆布などの海藻類には、美肌作りに欠かせないビタミン類、ミネラル類、食物繊維などが豊富に含まれています。
特に海藻特有のヌメリ成分である「フコイダン」は、水溶性食物繊維の一種ですが、肌の水分量を保持する働きがあるほか、紫外線によるシミやそばかす、シワの原因となるメラニンの生成を抑える働きもあります。
もずく、メカブ、海苔、青のりなども美肌作りに有効です。
ゴマ
ゴマには、良質なタンパク質やミネラル類、ビタミンE、セサミン、食物繊維などがバランス良く含まれており、健康と美肌作りのためにも、積極的に摂りたい食品のひとつです。
特に、ゴマにたっぷり含まれているビタミンEには、血行を促進してシミやシワを防いだり、ハリのある肌を保つ働きがあります。
また、ポリフェノールの一種である「セサミン」には、肌老化の原因となる活性酸素を取り除く抗酸化力があり、みずみずしく若々しい肌を保つ助けになります。
ゴマには、白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマなどの種類がありますが、いずれも栄養成分はほとんど変わりません。
緑茶
緑茶に含まれる美容成分として注目されているのは、ポリフェノールの一種である「カテキン」です。このカテキンには、紫外線が肌に侵入するのを防ぎ、メラニンの生成を抑える働きがあるため、シミやソバカスを予防することができます。
また、強力な抗酸化作用があるため、シワやたるみを防ぎ、若々しい肌をキープするために役立ちます。
緑茶には、カテキンのほかにビタミンB1やビタミンB2、ビタミンCなど、美肌作りをサポートする成分が豊富に含まれています。
トマトジュース
美肌に良い成分がたっぷり含まれているトマトは、そのまま食べても、またジュースにして飲んでも同様の効果が期待できます。
トマトの赤い色素に含まれている「リコピン」には、強力な抗酸化力があるため、シミやシワなど活性酸素による肌老化のスピードを抑えることができます。
また、トマトジュースには、コラーゲンの生成を促進して肌に弾力やハリを与えるビタミンCも多く含まれています。
豆乳
豆乳には、女性ホルモンに似た働きをする「大豆イソフラボン」が含まれているため、ホルモンバランスが崩れがちな40代女性の健康と美肌作りにおすすめです。
ホルモンバランスが整ってくると、むくみや肌荒れ、便秘などの症状も改善してきます。
また、豆乳には肌細胞の新陳代謝を活発にするレシチンや、活性酸素を抑えて肌老化を防ぐサポニンなども多く含まれています。
ただし、豆乳を毎日大量に飲みすぎると、再びホルモンバランスが崩れ、肌荒れやニキビなどの症状が出ることがあるので注意してください。
みそ汁
昔から日本人に愛されてきたみそ汁には、美容と健康に良い成分がたくさん含まれています。
発酵食品のひとつである味噌には、腸内の善玉菌を増やす植物性乳酸菌が多く含まれ、便秘や肌荒れの改善、新陳代謝の促進による若々しい美肌作りをサポートします。
また、大豆から作られた味噌には、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンが含まれているため、ホルモンバランスを整え、きれいな肌を作るのに役立ちます。
さらに、さまざまな野菜類や海藻類、キノコ類など、具材を工夫することにより、美肌作りに必要なビタミン類やミネラル類も同時に摂ることができます。
グリーンスムージー
グリーンスムージーは、緑色の葉物野菜と果物、水をミキサーで混ぜ合わせて作りますが、健康と美容に良い栄養素がたっぷり含まれているほか、消化・吸収も良いので美肌作りにもおすすめの飲み物です。
葉物野菜や果物に含まれているビタミン類やミネラル類、アミノ酸、酵素、食物繊維などは、全身の新陳代謝を促進するので、グリーンスムージーを習慣化して飲むことにより、若々しくきれいな肌を維持するのに役立ちます。
また、血液がきれいになって体質改善にもつながり、アンチエイジングやダイエットにも効果があると言われています。
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